ではここで少し、星座における中国との結びつきをお話します。古き昔の中国では、星座のことを星官と呼んでいました。西洋の星座とは、全く異なる星々たちの呼び名です。

そして何とも回りくどく私は、なかなか理解するのに時間がかかりました。私のコメントはよしとして、中国の星座歴史へ戻ります。では私なりに、解説していきたいと思います。

古き中国では、星空を区画区分してとらえていました。三垣とか十二次と言っていました、ちなみに三垣とは何なのかと言うと①紫微垣②太微垣③天市垣のことを示してます。

この三つから構成されているので三垣です。①紫微垣(星空の最北端)②太微垣(紫微垣から北東)③天市垣(紫微垣から西南)の星群(アステリズム)の意味です。

次に十二次ですが、こちらも古代中国でのみ使われていた天球分割法です。西から東にかけて十二等分します、名称は順番に星紀(せいき)・玄キョウ(げんきょう)・娵シ(しゅし)・降婁(こうろう)・大梁(たいりょう)・実沈(じっちん)・ジュン首(じゅんしゅ)・ジュン火(じゅんか)・ジュン尾(じゅんび)・寿星(じゅせい)・大火(たいか)・析木(せきぼく)。

そしてこの十二次の分類の中にまた、二十八宿という領域が出てきます。西洋のメソポタミア時代に出てきた黄道十二星座に、多少似ている部分があります。

古代中国の星座の話はここまでにして、また西洋へ戻ります。時は16世紀ごろ大航海時代です、天文学者プトレマイオスが発見出来なかった星座たちが、たくさん見つかります。

天文学者も増えて新しい星座もたくさん誕生しますが、無理やり作り出した星座が多くこの時代に誕生した星座は現在残っているものは数少ないです。

いろんな流れで、最終的に星座の数は88となりました。ではあいうえお順に、星座を紹介していきます。アナタが聞いたことがない星座も、あるかもしれません。

アンドロメダ座・いっかくじゅう座・いて座・いるか座・インディアン座・うお座・うさぎ座・うしかい座・うみへび座・エリダヌス座・おうし座・おおいぬ座・おおかみ座・

おおぐま座・おとめ座・おひつじ座・オリオン座・がか座・カシオペア座・かじき座・かに座・かみのけ座・カメレオン座・からす座・かんむり座・きょしちょう座・ぎょしゃ座・

きりん座・くじゃく座・くじら座・ケフェウス座・ケンタウルス座・けんびきょう座・こいぬ座・こうま座・こぎつね座・こぐま座・こじし座・コップ座・こと座・コンパス座・

さいだん座・さそり座・さんかく座・しし座・じょうぎ座・たて座・ちょうこくぐ座・ちょうこくしつ座・つる座・テーブルさん座・てんびん座・とかげ座・とけい座・とびうお座・

とも座・はえ座・はくちょう座・はちぶんぎ座・はと座・ふうちょう座・ふたご座・ペガスス座・へび座・へびつかい座・ヘルクレス座・ペルセウス座・ほ座・ぼうえんきょう座・

ほうおう座・ポンプ座・みずがめ座・みずへび座・みなみじゅうじ座・みなみのうお座・みなみのかんむり座・みなみのさんかく座・や座・やぎ座・やまねこ座・らしんばん座・

りゅう座・りゅうこつ座・りょうけん座・レチクル座・ろ座・ろくぶんぎ座・わし座 です。

変な名前の星座が、たくさんある事にビックリしました。天文学者の、遊び心からついた星座もあったのかも知れません。