ギリシア神話の神々の中に女神レトがいました、女神レトは大神・ゼウスと恋仲であり双子の子どもを授かります。男の子アポロンと女の子アルテミスです。

あれ?大神・ゼウスの妻は女神ヘラでしたよね。ん??女神レトあれれ…大神・ゼウス浮気してます。しかも赤ちゃんまでつくるなんて、ギリシア神話が昼ドラぽい話の流れになってます。

大神・ゼウスの妻・女神ヘラは、この事実を知り女神レトが住めないように嫌がらせをします。そんなこんなでレトは国々を転々とするはめになるのです。

なんとか子どもらを、落ち着いて育てられそうな国リキアにたどり着きます。この時レトは肉体的にへとへとでした、かなりの距離を歩いたので暑いうえに喉はカラカラです。

それでも歩いていると、谷間から水が湧き出てその水がたまり池ができていました。レトはその水に感謝します、そして池の水を手のひらですくおうとした瞬間です。

池のそばで柳をとっていた村人の一人がレトに「俺たちの水だ!飲むことは許さん!」と言ったのです。レトに意地悪を村人たちはしました。

レトは反撃します「このような自然のものに、持ち主なんていないはずです。私はこの水を少しだけ飲みたいだけ、この水で水浴びなんていたしません。子どもたちもこのようにお願いしているように見えませんか?」

こんなにお願いされているのだから、普通なら「仕方ない、どうぞお飲みなさい」となりそうですが、この村人たちめちゃくちゃ意地悪な人たちでした。

挙句の果てにはレトを脅してきたのです、「早くここから立ち去れ!さもないと、殴るぞ!」と怒鳴りこの綺麗な水の池に入り込み、足踏みをして泥水にしてしまいました。

レトはこの村人たちの仕打ちに悔しさがこみ上げこう言います「あなたたちは、死ぬまでこの池からでれません」

さあこの村人たちはどうなったと思ますか?女神レトを怒らせたのだから、何かが起こる事には間違いないです。この村人たちは自分たちが行動したように、ある生き物にされてしまいます。

さて何にされたとアナタは思いますか?池の中をバシャバシャ飛び跳ねたり泳いだりする生き物です、口は裂けて大きく目玉はギョロリと出て首はなくなり緑色の身体です。

そうゲコゲコとうるさく鳴く、カエルになってしまいました。カエルを見たら女神レトに、意地悪をした村人たちだと思ってください。

アナタも困っている人に、嫌がらせなどしていたら女神レトからカエルにされてしまいますよ。くれぐれも、ご用心してくださいね。

しかし余談ですが、この女神レトは今で言うと不倫ですよね。しかも子どもまで産んでます、この事実はいかがなものかと思いました。ギリシア神話とは言え、なんとも世知辛い感じです。

この話ですが、不倫をした罰として水を飲ませてもれえない状況になったと解釈できます。でも村人たちの、意地悪はいかがなものかとも思います。ここはお互い慎重に、取引すべきだったと感じました。

まあ余談の話でした。